リリースから2年強経って、Microsoftはようやく、当初宣言していた早いペースの開発サイクルに落ち着いたようだ。

Microsoftの広報担当者によれば、「Fall Creators Update」(バージョン1709)は現在開発の最終段階に来ており、デスクトップPC版は10月17日から配信が開始される予定だという。

これは、リリースから2年強経った「Windows 10」に提供される、4番目の機能アップデートだ。今後は、1年に2回の予測可能なペースで、新しい機能アップデート(基本的には完全なアップグレード)が提供されることになる。

従来の機能アップデートでもそうだったが、今回のアップデートでも、最後の瞬間になって予想外の情報が出てくる可能性は低い。機能アップデートの開発は、オープンな形で、Windows Insider Programのメンバーに対するリリースを何度も実施しながら進められてきた。しかし、そのプロセスにあまり注目してこなかった人も、この記事を読めば素早く全体を把握できるはずだ。

Windows Insider向けビルドをテストしながら書きためた過去数カ月間のメモを振り返って、筆者は今回のアップデートでどれだけ多くの変更が行われたかということにあらためて驚いた。変更内容には、ITプロフェッショナル向けや、開発者向けのものも含めて、幅広いユーザーのシナリオが想定されている。

ユーザー体験

当然、「スタートメニュー」から話を始めるべきだろう。

Windows 10のスタートメニューは、1年目に何度か紆余曲折を経たあとは、基本的に変わっていない。今回のビルドでは、Microsoftが新たに提唱している「Fluent Design」の要素が初めて取り入れられている。これによって、性能と使い勝手が若干向上しており、これにはサイズ変更やスムーズな画面切り替えなどが含まれる。

画面右端に通知を表示する「アクションセンター」にもFluent Designの機能が追加されており(透明効果を有効にすると分かりやすい)、通知を扱いやすいようにデザインが変更されている。

「Cortana」の設定は、以前はCortanaアプリ内からしか変更できなかったが、今回から「設定」に統合される。また、デザインが変更され、Cortanaの検索結果がスタートメニュー内にポップアップ表示されるようになっている。この情報にはウェブの検索結果(使用できるエンジンは「Bing」のみ)も含まれているため、検索のためにブラウザを開く必要はない。

「Windows Update」も、Windows 10の最初のリリース時からは大きく進化した。新しいアップデートが利用可能になると、クリックでアクションを実行できるトースト通知が、ユーザーの作業を邪魔しない形で表示されるようになる。さらに、個々のアップデートのステータスに関する詳しい情報が表示されるようになり、裏で何が行われるのかを不安に思わずに済むようになった。

 

 

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